プリン探偵
まっさきに 疑われるのは、いつも この男。顔が、プリンだから。
「自分の顔は、自分には 見えない。」——その ひとことを たてに、なぞを とく。
番外編 ほうプリ怪盗(おまけの 中に あります)
宝石の顔、プリンの顔、ふつうの顔。3つの顔を もつ 怪盗が 町に いる。むかしは どろぼう。いまは その 力で、人を たすける。
その顔を 見た人は、宝石が ほしく なる。プリンが 食べたく なる。怪盗は じぶんでは ぬすまない。顔を 見せて 人に ぬすませ、あとで その人から とりあげる。だから つかまるのは いつも ほかの 人。
ただし きまりが ひとつ——「顔を 見せるのは、ひとりきりの 人だけ」。ほかに 人が いれば 顔を 見られて しまうから。
男の子 ミナトは たんていでは ない。町の 人に ひとりずつ 話を 聞き、ノートに ひょうを 作る。そして さがす——だれが ひとりきりに なった しゅんかんかを。





